佐賀県は、2022年(令和4年)に吉野ヶ里遺跡「謎のエリア」の発掘調査を開始し、2023年(令和5年)4月に石棺墓を発見しました。
この石棺墓は、石蓋に多数の線刻が施され、棺内には赤色顔料が塗られるなど、様々な特徴から弥生時代後期の有力者の墓と考えられており、全国的に注目されました。
石棺墓本体は保存のため地中に埋め戻しを行いましたが、この貴重な発見を多くの皆様に知っていただくため、実寸大のレプリカを製作しました。
2025年(令和7年)4月26日から、吉野ヶ里歴史公園内の吉野ヶ里遺跡展示室にて石棺墓レプリカの公開を開始します。
ぜひ、見学にお越しください。
見どころ1:驚くほどのリアルさ
石棺墓を慎重に型取りし、成形したレプリカに丁寧に着色して仕上げ、実物さながらの形や大きさ、質感を再現しており、発掘当時の臨場感を味わっていただけます。

見どころ2:理解を深める映像演出
石棺墓レプリカと一体となったプロジェクションマッピング等の演出を行っており、赤色顔料や線刻の様子を分かりやすくご覧いただけます。

見どころ3:触って体感
展示用レプリカに加えて、触ることができる石蓋の模型も設置しています。線刻の様子を正確に再現しており、その長さや深さを触って体感することができます。
