青銅器鋳造鋳型
2023年9月と12月に、謎のエリアから青銅器鋳造に関する遺物が発見されました。青銅器の鋳型と、取瓶(とりべ)または坩堝(るつぼ)と考えられる土器の一部です。
過去に吉野ヶ里遺跡から発見されている鋳型と同じ石英斑岩という石材でできた銅剣の鋳型や、吉野ヶ里遺跡からは初めて出土となった、蛇紋岩の鋳型と角閃石岩の鋳型が発見されています。
これらの石材は朝鮮半島系であったことから、朝鮮半島との繋がりがあったことがうかがえます。
これまでにも吉野ヶ里遺跡では青銅器の鋳型は発見されていましたが、出土したのは遺跡の南側で、中央部から発見されたのは今回が初めてでした。