よしのがりニュース
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お知らせ
2025.03.07
3/17(月)〜3/21(金) 吉野ヶ里遺跡展示室を臨時休館します
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イベント情報
2025.02.19
吉野ヶ里遺跡 春のイベント「弥生まつり」を開催します!
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イベント情報
2025.02.07
[終了しました]「ナゾホルよしのがり〜2024年度の発掘調査速報展〜」を開催します!
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イベント情報
2024.12.17
[終了:YouTubeで動画公開中]吉野ヶ里遺跡シンポジウム「石棺墓のナゾに迫る」を開催します!
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イベント情報
2024.09.13
[終了しました]吉野ヶ里遺跡展示室秋季企画展「なぞヲほる 吉野ヶ里遺跡発掘成果速報展」を開催します!
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イベント情報
2024.07.25
[終了しました]九州国立博物館にて、体験イベント「吉野ヶ里 Day in 九博」を開催します
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イベント情報
2024.05.20
[終了しました]吉野ヶ里遺跡で「出土品整理体験会」を開催します!
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イベント情報
2024.05.20
[終了しました]吉野ヶ里遺跡で「よしのがり遺跡巡りクイズラリー」を開催します!
「謎のエリア」の発掘調査について
吉野ヶ里遺跡の中でも、江戸時代に創建された日吉神社があった場所は発掘調査を行っていなかったため、「謎のエリア」と呼ばれていました。
2022年、神社が移転され、佐賀県は「謎のエリア」の発掘調査を開始しました。

2023年4月、丘陵の頂部で石棺墓を発見しました。この石棺墓は、石蓋などに線刻が施されるなど、これまで吉野ヶ里遺跡で見つかった石棺墓とは異なる特徴を持ち、弥生時代後期の有力者の墓であると考えられます。
また、銅剣や銅矛の鋳型、坩堝(または取瓶)といった青銅器鋳造関連遺物が出土し、これまで判明していた吉野ヶ里遺跡の南部だけでなく、「謎のエリア」がある中央部でも青銅器生産を行っていたことが明らかとなりました。
さらに、古代の役所の存在を示す権(青銅製のおもり)や、日吉神社の造営時期を裏付ける鍋島焼が出土するなど、弥生時代以降もこの地が引き続き重要な場所として利用されたことが明らかとなっています。